原田酒造 - 沖永良部島で「昇龍」を醸す、伝統と長期熟成に魂を込めた実直な蔵元
沖永良部島の南部に位置する知名町(ちなちょう)。花の島・沖永良部の中でも、豊かな自然と静かな時間が流れるこの町で、1947年の創業以来、家族経営の温かさを守り続けているのが原田酒造(はらだしゅぞう)です。
蔵のこだわり:龍が如き力強さと、時間を味方につける「熟成」
原田酒造の代名詞とも言えるのが、代表銘柄の「昇龍」です。その名の通り、天に昇る龍のような力強さと、飲む人の運勢が開けるようにという願いが込められています。蔵のこだわりは、何と言っても「長期熟成」です。蒸留したての原酒はすぐに出荷されることはなく、蔵の深層で静かに眠りに就きます。この「待つ」という時間が、黒糖の野生の香りを、まろやかで気品ある味わいへと昇華させるのです。
蔵元データ
| 会社名 | 原田酒造 株式会社 |
|---|---|
| 創業 | 1947年(昭和22年) |
| 所在地 | 鹿児島県大島郡知名町知名 |
| 代表銘柄 | 昇龍(しょうりゅう) |
伝統の常圧蒸留。沖永良部の「魂の味」を真っ直ぐに
原田酒造では、黒糖の芳醇な旨みを逃さない「常圧蒸留」を一貫して重んじてきました。花の島・沖永良部の清らかな水を使用し、職人の手加減で仕上げられる酒造り。大規模な機械に頼らず、蔵人の五感で発酵の具合を見極める姿勢が、原田酒造特有の、どこか懐かしくも洗練された「芯」のある味わいを作り出しています。
代表的な銘柄
- 昇龍(しょうりゅう):蔵を代表する傑作。熟成期間の異なる複数のラインナップがあり、いずれも高い満足度を誇る。
- 昇龍 30度:黒糖焼酎の力強さを最もダイレクトに楽しめる、地元で絶大な支持を得る一本。
知名町の情熱を世界へ
知名町は、独自の文化と強い郷土愛を持つ人々に支えられた町です。原田酒造の焼酎には、そんな土地の空気感と、蔵人たちの実直な生き方が投影されています。派手さはありませんが、ひと口飲めばその深い「氣量」に気づく。沖永良部島の南から、昇龍の如き元気を届ける一杯を、今夜ぜひ堪能してみてください。